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【スカッとする話】何ごとも張り合ってくる同僚がストーカー化!度が過ぎた結果…【第17話】
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本編
ミワ先輩「そういう経緯だから、
モモコへの処分は課長による
総合的な判断で、ご両親も納得されて
いるし、会社もそれが妥当だと
判断したから決定したことなの。
スカミも私も、どう処分して欲しい
とか、一切言ってない。
モモコの処分について
スカミに何か言うのはお門違いだよ。
もし文句があるなら、
まず課長に言いなさい。
……だけど、この件について
ナツキに何か言う権利が有るとは
思えないけど」
(か…かっこいい〜〜!!!
ミワ先輩、一生ついて行きます!!)
私はナツキの手前、一応神妙な顔を
しながらも、心の中ではミワ先輩に
スタンディングオベーションを
送っていました。
もう何も言えなくなったナツキは、
それでもまだ不満気な顔で、
すごすごと退散して行きました…
会議室から出ると、ナツキが大声で
叫んだせいで、モモコの懲戒処分は
フロア中に知れ渡っていました。
私は「真に恐れるべきは有能な敵では
なく、無能な味方である」という
言葉を思い出しました。
その後、また仲の良いコ達が、
かわるがわる私のところへやって来た
のは、言うまでもありません。
私のデスクの引き出しは差し入れで
いっぱいになり、しばらくお菓子に
困ることは無さそうでした。
ナツキはその後、課長の所へ行って
「処分が重すぎる」とか「ひどい」
などと訴えていたようですが、取り
合ってもらえなかったようでした。
そして、出勤停止の3日が明け、
またモモコが出社して来ました。
モモコはやっぱり何食わぬ顔で席に
つき、普通に仕事をし始めました。
そして相変わらず、時折無言で、
ジーッとこちらを見ているのでした。
それから2週間ほどは、
何事もなく過ぎていきました。
仕事中のモモコの視線は相変わらず
でしたが、(絶対負けない!)と、
無視して仕事に集中しました。