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【スカッとする話】我が家で泥棒中に床下収納に隠れた泥ママ→知らずに上に水のケースを置いた結果、出られなくなり…【第9話】

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【スカッとする話】我が家で泥棒中に床下収納に隠れた泥ママ→知らずに上に水のケースを置いた結果、出られなくなり…【第8話】
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 ダイスケ「確かに音がしたのか?」 アスカ「うん。何回も。」 ダイスケ「……見に行ってくる。」 アスカ「待って。私も一緒に行く。」 2人で恐る恐る階段を降りていくと、...

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【スカッとする話】我が家で泥棒中に床下収納に隠れた泥ママ→知らずに上に水のケースを置いた結果、出られなくなり…【第1話】
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本編

しばらくして到着した警察官達を

出迎え、「こっちです。」と、

床下収納まで案内した。

ダイスケが、「床下収納の中から音が

して、蓋を開けようとしてました。」

と説明すると、警察官は

「えっ…この中からですか?」

と驚いていた。

音は、いつの間にか止んでいた。

警察官達は伸縮式の警棒をシャッ!

と伸ばし、「じゃあ、ご主人、

ちょっと離れてて下さい。」

と言った後、蓋の上の水のケースを

横に動かし、「開けますね。」

と声をかけて、蓋を開けた。

 

何か動物でも飛び出してくるかと

身構えたが、ゆっくりと

顔を覗かせたのは…

なんと……ドロミだった……。

 

アスカ「……え?

……ドロミさん……?」

 

警察官「お知り合いですか?」

 

アスカ「あ…はい…。

前に住んでいたアパートの、

下の階の人です…。」

 

警察官「家に来たのは、

ご存知でしたか?」

 

アスカ「いいえ!…ここの住所も

教えてないのに…。なんで…?」

 

警察官達に引っ張り上げられて

出てきたドロミは、グッタリと床に

座り込んだまま、かすれた声で、

「水…水…」と要求してきた。

私は冷蔵庫からペットボトルの水を

出して、警察官に渡した。

いつから床下収納の中に居たのかは

分からないが、少なくとも、

私とハルトが帰宅した夕方には

居たはず。そこから今まで、

少なくとも7時間以上、

ずっと閉じ込められていたのだろう。

 

ペットボトルを奪うように受け取り、

水をゴクゴク飲むドロミ。

汗か…他の何かか…

服は湿っているようだった。

少し離れた私達の所まで、

変な匂いが漂ってきた気がして、

私は思わず両手で鼻を覆った。

飲まず食わずで、トイレにも

行けず…。あんな狭くて暗い所に……

いったい…なぜ…?どうやって…?

私は、訳が分からなかった。