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【スカッとする話】嫁と娘「作業着姿で汚い!出ていけ!不潔男」と言われた→素直に家を出た結果w【第12話】
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 元嫁「えー。ただ、 どうしてるのかなーって。 久しぶりに会えたっていうのに、 そんな怖い顔しなくても いいじゃなーい!」 幸せだった頃には可愛くて 仕方なかった笑顔なのに、 今はただ...
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本編
あの時、元嫁は
「そんなのちっとも心配してない!
家柄とか関係無いし、お金が目的で
結婚するんじゃないよ!」
と、目に涙を浮かべながら
怒ってくれたのに……。
元嫁の態度が少しずつおかしく
なり始めた夏休み頃、俺が親会社に
移る話が具体的になりだした。
子会社で課長の肩書きに
なっていた俺は、親会社でも
課長か、もしくは係長からの
スタートで良いと考えていた。
しかし親会社の社長である伯父さんに
大きな病が発覚して、急遽社長を
退くことになってしまい、
繰り返された親族会議の末、
跡継ぎのいない伯父さんの
後継者として、なぜか俺に白羽の矢が
立ってしまったのだった……。
2年前、元嫁と離婚してすぐに、
俺は子会社から親会社に移った。
子会社時代とは違い、親会社では
最初から、俺が現社長の甥っ子で、
社長候補だということが公にされた。
俺は社内のことを
把握する為に部署を転々とし、
社員達と交流しながら仕事を覚え、
人脈を作っていった。
そして、3ヶ月前、満を持して
正式に社長に就任したことで、
ビジネス系の雑誌やネットメディアに
インタビュー記事や写真が掲載され、
恐らくそれを偶然目にした元嫁が、
突然すり寄って来たのだと思う。
実に皮肉な話なのだが、
家を追い出されたあの日、
俺は元嫁と娘に、社長候補として
親会社に移る話をしようと
決めて帰宅をしたのだった…。
もしもあの日、元嫁と娘が、
作業着姿の俺を蔑まなかったら……。
もしも元嫁が「恥ずかしい」
「シングルマザーの方がよっぽど
マシ」と言わなかったら……。
もしも娘が「邪魔なだけ」
「出て行って」と言わなかったら…。