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【スカッとする話】義兄が亡くなり葬儀が終わった途端、夫が離婚を要求してきた【第8話】

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本編

スカ子「あなたが留守の間、

何かあったらリョウタロウさんに

お願いしてもいいのかなって」

 

シュウジロウ「そんなの、

いつもの事だろ?今更、わざわざ

頼む意味がわかんねえよ」

 

ぶっきらぼうな変貌だった。

戸惑う私を放っておいて、

夫はそそくさと家を出る。

そんな事が続いた。

態度の変化は、

私に対してだけではなかった。

いつしか、ナツカにも

当たりが強くなっていた。

例えば、娘が少しでも

足音を立てると

 

シュウジロウ「うるせえな!

もっと静かに歩けないのかよ。

ここはマンションなんだぞ!

少しは迷惑ってものを考えろ!」

 

と、必要以上の大声で怒鳴る。

あなたこそ、迷惑を考えてよ

と言いたくなるほど。

しかし、ナツカが気を

つかってそっと歩くと

 

シュウジロウ「おまえは泥棒か!

こそこそ歩くな、気持ち悪ぃ!」

 

真逆の事を、やっぱり怒鳴る。

ナツカは泣きべそをかいて

 

ナツカ「ママ、私

どうしたらいいの?

パパの言ってること、

どっちに従えばいいの?」

 

私に抱きついて来た事がある。

見かねてシュウジロウに

 

スカ子「あなた、気分で

言う事を変えないで!

ナツカが困ってるじゃないの」

 

文句を言ったら、

じろりと睨まれた。