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【ブログ限定】店で暴れる子どもの親「子供が騒ぐのが仕事w」→最後には母親まで大暴走した結果…【前編】

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【ブログ限定】店で暴れる子どもの親「子供が騒ぐのが仕事w」→最後には母親まで大暴走した結果…【中編】
前編はこちら▼ 後編はこちら▼ 本編 ママ友「アスカさん、どうしようね。 ユリカさんは、すぐ外食して おしゃべりしたがるけど、 はっきり言って私は嫌なのよね」 今日も、幼稚園バスを待つ間に、 ユリカがみんなで食事に行こうと騒ぎ、 彼女をなだ...

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【ブログ限定】店で暴れる子どもの親「子供が騒ぐのが仕事w」→最後には母親まで大暴走した結果…【後編】
前編はこちら▼ 中編はこちら▼ 本編 ユリカ「えー? 何なの、よそよそしい 言葉遣いして。感じ悪ーい。 私が、そっちのグループに 行かないのが気に入らないの? だってあんた達、うるさいんだもの」 アスカ「そういう事じゃないです。 前から注意...

本編

私はアスカ。

29歳、5歳の女の子を持つパート主婦だ。

夫とは、第二子をどうするか

話し合っている最中で、娘ミオからは

 

ミオ「ママ、私は妹ちゃんが欲しいな」

 

と、可愛く依頼されている。

少し前に

 

アスカ「妹ちゃんがいいの?

弟くんは?」

 

そう尋ねてみた。

5歳の女の子としては、

妹に憧れるのかなという、

単純な興味だったのだけど。

娘はちょっと困った顔をした。

 

ミオ「男の子って、怖くない?」

 

アスカ「え?怖いの?」

 

ミオ「うん、さっくんを見てると、

怖いなぁって思っちゃった」

 

アスカ「ああ、さっくんね」

 

話を聞いて、実は納得していた。

さっくんとは、娘が通う幼稚園年長クラスに

いる男の子で、サクトくんの事だ。

この子は、いわゆるヤンチャ系。

個人的な感想として、大人を怖いと

思っていない節が見受けられる。

静かな場所で大声を出したり、

少し広い場所に行くと、

周囲を気にせず走り回ったり。

そして、大人の注意を聞かない。

 

アスカ「大丈夫よ。

男の子がみんな、

さっくんみたいじゃないでしょ?」

 

ミオ「うん。

でもやっぱり、妹ちゃんがいいなぁ」

 

アスカ「そっかぁ。

これは神さまが決める事だから、

お約束はできないけどね」

 

ミオには、子供向けの

説明をして話を終えた。

うーん、考えてしまうなぁ。

サクトくんは、根は悪い子ではないと

思うのだけど、とにかく活発だ。

というか、乱暴な一面が見られる。

5歳の男の子だから、

女の子より動きが激しかったり、

勢いがついたら止まれないのは、

分からなくもない。

でも、あの子の場合は、

おもに親のしつけに

問題がある気がしてならない。

 

少し前に、こんな事があった。

幼稚園の送迎バスを、

近隣に住むママ友たちで

待つのがいつもの光景だ。

その中に、サクトくんのママ、ユリカがいる。

 

ユリカ「ね~。

今度のランチ会はどこに決まったの?」

 

ユリカはランチ会が好きらしく、

しょっちゅう「今度はいつ?どこでやる?」

と聞いてくる。

そのたび、私を含んだ

ママ友グループ5人は、

困った顔を見合わせる。

実は、ユリカはグループというか、

幼稚園の年長ママの間で、

かなり悪い意味で有名人だからだ。

 

ママ友「あー、まだ決まってないねえ」

 

ユリカ「そうなの?いつもの

ファミレスでいいからさ、近々やろうよ」

 

ママ友「みんなの都合も聞かなきゃ」

 

ユリカ「えー?

だってみんな、パートか専業じゃん。

お昼は空いてるでしょー?」

 

遠回しに、ランチ会の開催を

断ろうとしているママ友に、

ユリカは食い下がった。

よっぽど外食が好きなのか、

それともお昼を用意するのが面倒なのか。

決まって、子連れのランチ会を開きたがる。

 

アスカ「ユリカさん、

いくらパートや専業といってもね?

やっぱり個人の都合ってものはあるのよ」

 

しつこく要求しそうなので、

これは遠回しではダメだと思った私は、

もう少しストレート勝負に出た。

 

アスカ「決まったら、また声をかけるから。

しばらくはランチ会はお休みってことで」

 

ユリカ「何でアスカさんが仕切るのよ?

いいじゃん、息抜きくらい」

 

アスカ「毎週の息抜きは多すぎるわよ。

今月はもう、2回もやったじゃない」

 

ユリカ「えー?

つまんないよー」

 

ユリカは、察しがつかないというか、

察する気が無いというか。

やっぱりごねた。

本当は、もっとストレートに言いたい。

 

アスカ(ユリカもそうだけど、

サクトくんがうるさいから、

みんな嫌なの!)

 

とね。でもさすがに、ストレートすぎる。

心の中で、飾りのない

本音を叫ぶにとどめた。

幸い、他のママ友も揃っていい顔をせず、

この日は何とかうやむやにして

話題を切る事に成功。

降園してきた子供達を、

各自ママが引き取ってお開きになった。

 

ユリカの言い分を聞いていると、

自分の都合しか考えていない様子が

見受けられる。

実際、一緒に食事に行くと大変だ。

以前のランチ会では、

食べる事にあきたサクトくんが

 

サクト「つまんなーい」

 

と叫んで席を立ち、

ファミレスの店内中をうろうろ。

しかも途中で走り出した。

ユリカの方は、そんな自分の子供の姿を

見ても知らんぷりで、

うわさ話に熱中していた。

 

アスカ「ユリカさん、

サクトくんが走ってる。

危ないよ」

 

ユリカ「大丈夫よ、あれくらい。

子供なんて、そんなものじゃん?

大人は見守りに徹していればいいのよ」

 

私の意見も、ユリカはスルーした。

見かねてサクトくんを追いかけ、

席に連れ戻したが、

またすぐ同じことの繰り返しになった。

みんなハラハラしていた。

何せ、サクトくんは周囲を見ていない。

女性店員や、他のお客さんがいても、

お構いなしに走り回り、飛び跳ねる。

 

そのランチ会では、

みんな疲れ切っていた。

元気なのはユリカ親子だけだった。

こんな事が、食事のたびに起きるのだ。

しかしユリカは我関せず。

 

ユリカ「男の子なんだから、

元気が有り余ってるのは

しょうがないでしょ。

どうせ、言っても聞かないんだし」

 

こんなことを言い放つ有様だった。

男の子のママは、他にもいる。

他の子はみんな大人しい。

少なくとも、食事をして

終わった後も、行儀がいい。

子供同士で、お子様ランチに

ついてきたおもちゃを見せ合ったり、

子供向けのパズルや塗り絵で遊んだり。

どたばた走り回るのは、サクトくんだけだ。

 

ママ友「ユリカさん、男の子は

しょうがないなんて言ってるけど。

一緒にしないで欲しいわ。

うちは、ちゃんとしつけてるわよ」

 

ママ友「うちもよ。うちの子が

店で暴れたら、私なら放っておかない」

 

ママ友間では、こんな感じで

ユリカの評判は悪い。

どうにも、しつけをしていない感が、

ひしひし伝わって来て、

特に男の子ママの不興を

買っている様子だ。

これじゃランチ会をしたいと

ユリカが言っても、

誰も話に乗らないのも無理はない。