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【スカッとする話】貧乏人を見下す高級寿司屋で「これスーパーの刺身ですよね?w」と言った結果…【第6話】
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本編
ハルトに耳打ちされ、
私は賛成した。
怒鳴られたのが少し
不満だったけど、これ以上
関わったら、もっと面倒になる
可能性は高かった。
気を取り直して、
他のコーナーへ行った。
元から安いスーパーが、
閉店ぎりぎりで
一層激安になっている。
私もハルトも、
それぞれ欲しいものを買って、
そそくさ店を後にした。
そして、週が明けた。
この週の土曜日は、
例のイタリアン風な建物だけど、
実は寿司屋という新しい店に
行ってみる事にしていた。
ウェブで予約が出来るという
事で、二名で手続きを
済ませてある。
若い店主の父親が経営している
寿司屋は、高級の名に
ふさわしかった。
さて、息子の腕前はどうかな。
楽しみにして、私達は
今回も服装をきちんと整え、
店を訪れた。
外観だけでなく、店内の
雰囲気も和風とは程遠かった。
ついでに、お客の入りも
繁盛とは程遠い。
大丈夫かなぁ、何だか
不安になってきたわ。
シュンジ「いらっしゃい!」
カウンターから、威勢のいい
声が響いて来た。
彼が大将の息子さん、若大将と
いったあたりだろうか。
やっぱり親子だ、
挨拶は元気がいい。