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【スカッとする話】重度の生理痛で苦しむ嫁を道具扱いする夫【第6話】
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本編
義母「スカ子さん、
良くなった?」
義母は優しく出迎えてくれた。
お礼を言い、食器を返すと、
中に招かれた。お茶でも飲もう
とのお誘いだった。
義母「ごめんなさいね、
スカ子さん。モトキに
手を焼いてるんでしょう?」
スカ子「ええと、まぁその。
もう少し理解してくれたらなぁ
って思ってます」
義母「私もね、折にふれて
叱ってはいるの。
あの子は、スカ子さんが
寝込んだら決まってうちに
食事させろって来るから。
それにお風呂まで入っていくし
甘えてるのね。私も
厳しくしなきゃと思うのだけど、
ついつい甘やかしてしまって。
スカ子さんに苦労かけているわ」
スカ子「お義母さんが
甘やかしているせいとは、
思ってないですよ。
モトキさんはもう成人
しているんですから。
自分の責任です」
義母「気を遣わせちゃって、
悪いわね。なんであんな風に
なっちゃったのか、
ちっとも心当たりが無くて」
義母も、夫のわがままぶりには
苦い顔をしている。
恐らくは、義母の事だから、
彼に言い聞かせてくれている
だろうとは思っていた。
それでもダメなのだ。
これは何か、どこかで変な影響を
受けているとしか思えなかった。