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【スカッとする話】全てが強引すぎる勘違い夫に制裁をした結果…【第8話】
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本編
私は思わずひるんでしまい、
それ以上は言うのをやめた。
この事が、夫に「離婚と言えば
スカ子は言う事を聞く」と
学習させてしまったようだった。
義母のいびりと、
夫の無関心はそれからも続き、
気づけば1年近くが過ぎていた。
もう疲れ果てていて、
抵抗する気力も
無くなっていた頃、
父から連絡があった。
父「おまえ、
あの家はどうするんだ?
住まないのか?放っておくと
家が荒れてしまうぞ」
スカ子「住む予定なんだけど」
ぼそぼそと電話で話していたら、
夫に聞かれていたようだ。
家が云々という言葉で、
ようやく、私がマンションを
買うのに積極的ではなかった
「とある事情」を、
思い出したらしい。
父との電話を終えた私に
ツヨキ「おい。そういえば、
おまえは一戸建てを生前贈与
されてたんだったな?」
厳密には、予定なのだけども。
海外生活に憧れた父が、
早期退職をきっかけに、
今まで住んでいた家を私に
譲ってくれるという話だった。
これがあったので、
ツヨキがマンションを買うと
言い出した時、私はすぐに
賛成しなかったのだ。