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【スカッとする話】結婚式前日、帰宅すると私の部屋から煙が上がっていた…【第15話】
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本編
ホウカ「悔しかったのよ!
あの子と比べられてばっかり、
しかも結婚まで先を越されて!
相手は、私の親友を捨てた男
だって聞いて、怒りが
抑えられなかったの!」
取り調べで、ホウカは
泣き叫んだと聞いた。
でも同情はできない。
私の知らないところで、
比較され続けたのは可哀そう
だけど、従姉は立派なアラサー。
やっていい事と悪い事の
区別がついて当たり前の年齢だ。
それに、シンスケの件は完全に
誤解、逆恨みを真に受けて、
自分で確認しなかった。
スカ美「しっかり責任を
とってもらいますから」
私は、土下座して必死に謝る
伯父夫妻に宣言した。
両親も許さないと断言した。
ドレスも弁償させる事に
なっている。
いくら本物ではなかったとは
いえ、ダミードレスも
結構なお値段だ。
筋違い過ぎる恨みで
火をつけられては、式場も
たまったものじゃないだろう。
ホウカは刑務所行きが決定し、
ドレスの弁償と損害賠償、
放火した一件での慰謝料。
合計、七桁後半に達する
巨額の借金も背負うはめになった
一生をかけての償いになるだろう
シンスケ「とんでもない事に
なったけど、決着がついて、
まずは安心だね。これで、
悪運は使い切ったと考えよう。
幸せになろうね、スカ美」
スカ美「うん!
シンスケ、これからもよろしく」
私は今、幸せだ。
終