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【ブログ限定】実家を新築した途端、母を追い出す兄嫁【第4話】
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本編
結婚の準備もだいたい
半年くらいかかる。
順調なら、式が終わるころには、
新築も落成という流れだ。
兄の説明では、
そういうスケジュールに思われる。
スカ穂「悪くない話だと思うけど、
お母さんはどうなの?」
家の話なら、私も関係者だ。
母の意向を聞いてみた。
すぐには返事ができないという。
それはそうだろう。
実家は、母が結婚した時には
すでに建っていた。
家付きで売りに出されていた土地を、
父が購入し、母の好みに合わせて
リフォームしたと聞いている。
母にとっては、父と暮らした
思い出の詰まった家なのだ。
いきなり取り壊しの話をされても、
戸惑うに決まっている。
結局、話は棚上げになった。
しかし最後まで、
ワルミは新築を主張し、
母に同居を持ちかけていた。
ワルミの両親は完全に空気で、
娘を見守っているだけ。
言い方を変えれば、
抑止力になりそうもない。
解散後、ツバサが兄に声をかけていた。
ツバサ「ショウ、ちょっと飲まないか?」