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【スカッとする話】兄の結婚式に行くと兄嫁両親が私に帰れと言ってきた…【第12話】
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 式は何事もなく終わったが、 披露宴でひと騒動起きた。 もうすぐ終盤という辺りで、 いきなりワルコ母が挨拶用の 立ちマイクに近寄って行った。 ワインをがぶ飲みしていた 様子が、私の席か...
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本編
酔った勢いもあるのだろう。
夫婦そろって暴言を再び叫んだ。
高砂席で、兄が血相を
変えて立ち上がった。
リョウジ「スカ美!
もういい、帰ろうか」
スカ美「うん」
私も帰るつもりになって、
身支度を始めた。
会場はざわついている。
ワルコ「ちょっと!
リョウちゃんまで
帰る事は無いの!
スカ美さんだけ帰ればいいのよ」
部長妻「お黙りなさい!」
部長の奥様が、立ち上がりざまに
新婦を一喝した。
部長妻「あなた方、
こんなおめでたい席で
何を言ってるんですか!
在宅が恥ずかしい?なら、
私も恥ずかしい存在ですか!?」
ワルコ母「えっ!?」
私と部長の奥様が
意気投合した理由。
二人とも在宅ワーカー
だった事にある。
そして、私は和装向けの小物、
奥様は着物の仕立て。
得意分野が近い事も分かり、
盛り上がったのだ。
部長妻「このご時世で、
在宅ワークを下に見るなんて。
ご存じないところで、
在宅ワークのお世話に
なっているかもしれないのに。」