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【スカッとする話】タワマン最上階に住むマウントママの嫌がらせの度が過ぎた結果…【第2話】
前回の内容はこちら▼ 本編 ワルミ「あらそう、3階なのぉ。 へぇ、3階ねえ」 アスカ「低層階にも、低層階の メリットがありますから。 子供も小さいし、 うちは3階でいいんです」 黙っておけばいいのに、 ついつい言い返してしまった。 ワルミ...
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【スカッとする話】タワマン最上階に住むマウントママの嫌がらせの度が過ぎた結果…【第1話】
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本編
よくよく話を聞くと、
ワルミは最上階の25階住まいで、
最低でも20階住まいの
女児がいる家庭としか
付き合わないのだという。
19階以下の住人に対しては、
目もくれないらしい。
マイコ「でも、そんな人って
せいぜい5~6人だから。
あの人達は高層の専用フロアに
たむろしていて、普段は
あまりエントランスまで
降りてこないの。
みんな、仙人って呼んでるわ。」
マイコは、おちゃめな
性格らしい。
笑顔で教えてくれた。
仙人とはまた。
私も笑ってしまった。
マイコ「ただね。
自分の都合で、いきなり
ママ友扱いしてくるから、
そこは気を付けて。
特に幼稚園の行事とか、
町内会の事とか」
アスカ「皆さん、どんなふうに
回避しているの?」
マイコ「うちは子供が
男の子だから、今まで声は
かかってないけど。
言われた人は、ひたすら
忙しいを連呼したって。
貧乏暇なしとか、
嫌味を言われるらしいけど、
めげずに断り続ければ諦めるよ」
アスカ「そうなんだ。
情報ありがとう」
私は高層住人のうち、
通称「仙人」と呼ばれている
面倒くさい系マダムの
対処法を教わった。
二年間は、特に何もなかった。
仙人たちは、下界に接触
したがらないようで、
めったに会う事もなく、
その意味ではたしかにマウント
被害に遭う事は無かった。
例外は自治会の総会
くらいだけど、こちらも
数人で固まっている。
手は出されなかった。