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【スカッとする話】マザコン夫と大失態をおかした勘違い姑【第4話】
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 ようやく挙式準備に着手出来て、 私は幸せだった。 エネオは、式については 何一つ注文をつけなかったが 新居の要望はあった。 エネオ「家の事なんだけどね? 少し広めの部屋がいいなぁ。 ...
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【スカッとする話】マザコン夫と大失態をおかした勘違い姑【第1話】
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本編
私がいろいろと動き、
最後で署名する時だけ、
悠々と登場。
そういう状況を、
彼は好んでいた。
結婚に浮かれていた私は、
体よくつかわれているとも
知らず、せっせと
下準備役に徹した。
それでも幸せで、
念願の挙式では号泣したほどだ。
新婚旅行も楽しかった。
面倒な手配は、相変わらず
私の仕事だったけど。
アキラ「スカ子、
いい結婚式だったよ」
会社で、上司のアキラに
声をかけられた。
部長だが、出世頭だ。
どうして分かるかというと、
部長は部長でも、取締役だから。
次の人事では、常務に
昇進する事が内定している。
アキラ「旦那さん、
大人しそうな人だな」
スカ子「ええまあ」
アキラ「パワフルなスカ子には、
あのくらいの方が
釣り合うかもなぁ。
いやぁ、いい式だったなぁ」
部長は、いつも私を
気にかけてくれる。
仕事では厳しい、
でも本来の性格は
人情家で部下思い。
良い人だ。
アキラ「楽しい新婚生活が
送れる事を祈ってるよ」
スカ子「ありがとうございます」
上司との会話の後、いよいよ
新生活がスタートした。