前回の内容はこちら▼
【スカッとする話】兄の結婚式に行くと兄嫁両親が私に帰れと言ってきた…【第7話】
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 ワルコ「ごめんなさいね、 問い詰めるような事しちゃって。 私の周りにフリーの人っていないの。 びっくりしちゃって、つい」 リョウジ「あんまり妹を 怖がらせないでくれよ」 兄も表情をや...
1話から読みたい方はこちら▼
【スカッとする話】兄の結婚式に行くと兄嫁両親が私に帰れと言ってきた…【第1話】
こちらもおすすめ▼ 本編 リョウジ「なあ、スカ美。 話があるんだ」 兄のリョウジが、 急に改まった顔をした。 夕食が終わり、 お茶を出した時だった。 私は、兄の真顔を見て驚いた。 何だろう、深刻な内容 だろうかと身構える。 スカ美「なに?」...
本編
私達には両親がいない、
親戚との付き合いも、昔の事で
ぎくしゃくしてしまっていて、
出席は頼めなかった。
幸い、兄の上司にあたる
部長ご夫妻が、代理人として
来てくれる事になった。
話を聞くと、ワルコ父が勤める
大手会社とも取引があるという。
先方が到着する前に
来ていた事もあって、私は部長の
奥様と楽しくお話ができた。
共通点が見つかり、
意気投合したのだ。
親代わりを引き受けてくれた
部長ご夫妻のおかげで、
食事会自体は問題なく終わった。
ただし。食事会の途中で、
ひとつハプニングが起きていた。
トイレに立った私を、
ワルコさんの母が
追いかけてきたのだ。
手洗い場で声をかけられた。
ワルコ母「あなた、
リョウジさんの妹さんよね。
ワルコから聞いているわ。
在宅のお仕事なんですって?」
スカ美「は、はい。そうです」
ワルコ母「何でそんな
みっともない事しているの!?」
ワルコの母は、とてもきつい
口調で、私を叱りつけるように
質問してきた。
みっともない!?
あまりの言いように、
私は固まってしまった。
言葉が出てこなかった。