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【スカッとする話】向かいの家の庭にいたボロボロの子供→家に入れて助けてあげると…【第2話】
前回の内容はこちら▼ 本編 リョウ「雨降って来たね」 とある夜の事だ。 この日は朝から寒くて、 午後から天候が崩れるという 予報が出ていた。 時間が少しずれたけれども、 予報は当たったらしい。 夫に言われて外を見たら、 風も強くなり、なんだ...
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【スカッとする話】向かいの家の庭にいたボロボロの子供→家に入れて助けてあげると…【第1話】
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本編
ごそごそ動いているのは、
完全に人の姿だと分かったのだ。
どう見ても小柄で、
大人の身長ではない。
アスカ「やっぱり!」
駆けつけてみると、そこには
ずぶぬれになった女の子がいた。
がたがた震えながら、
庭先に散乱している段ボールを
集め、どうやら雨風を
しのごうとしているようだった。
アスカ「どうしたの!?
こんな雨なのに、
おうちに入らないの?」
ローラ「……誰もいません」
女の子は弱々しく首を振った。
見たことがある子だ。
たぶんこの家に住むご夫婦の
子供で、ごくたまにだけど、
庭先にしゃがんで生えている
雑草を眺めている事があったはず
名前は知らない。
アスカ「ママもパパも
お出かけ?」
ローラ「わかんないです。
さっきまではいました」
アスカ「そう。
よく分からないけど、
おうちに入れないのね?」
私が聞き返すと、
女の子はまたうなずいた。
暗くてはっきり見えないけれど、
ずいぶん小さい子だ。
体格だけなら、
2~3歳くらいに見える。
ただ、口調はしっかりしていて、
敬語も使えるところを見ると、
少なくとも3歳以上では
ないかと思われた。