前回から読みたい方はこちら▼
【第6話】結婚式で新婦の私が入場したら一同騒然。旦那「どうしたの、その顔!!」➟ 私「え?なに!?」
前回から読みたい方はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ こちらもおすすめ▼ 本編 ヨシオ「実を言うと、 スカミちゃんは タイプど真ん中 だったんだ。 勧誘の時は頑張って テニスサークルを 売り込んだけど、 ほんとは、俺自身を アピールし...
1話から読みたい方はこちら▼
【第1話】結婚式で新婦の私が入場したら一同騒然。旦那「どうしたの、その顔!!」➟ 私「え?なに!?」
こちらもおすすめ▼ 本編 厳かな鐘の音、 オルガンが奏でる ウェディングソング、 盛大な拍手。 私は、今日のこの日を 待ちわびていた。 父「スカミ、さあ行こうか」 スカミ「うん、お父さん。 今までありがとう」 式場に、父のエスコートを 受け...
こちらもおすすめ▼
【第1話】ファミレスで注文して2時間後→店長「お客様ご注文は?」
こちらもおすすめ▼ 本編 私はスカミ。33歳で 某百貨店に勤めている。 その日は平日で、仕事が休みだった 私は、昼前になってようやく ベッドから起き出した。 (今日は…お洋服を見て回って… そのあと映画でも見ようかな〜…) ザックリと計画を...
【第1話】両親に将来を期待されてる成績優秀な妹を溺愛する両親はADHDの私を邪魔者扱いしてボロボロの倉庫で暮らせと言ってきた…だが、私は離れて暮らしたいと思ってたので喜んで離れて暮らしたら
こちらもおすすめ▼ 本編 あぁ、47点。 何度見ても、返却された 算数のテストは、 47点だった。 頑張ったのになぁ。 今回はきっといい点数だと 思ったのになぁ。 これどうしよう。 私はスカミ。11歳で、 小学校の6年生だ。 家族はお父さん...
本編
神父「新郎は、
新婦のヴェールを上げて、
その視界を開きなさい。
新婦はヴェールが
外れた瞬間、
最初に見る男性を、
生涯の伴侶と心得なさい」
厳粛な言葉を聞き終えた後、
ヨシオがぎくしゃく
しながらヴェールを外す。
そして、指輪を交換……
のはずが!
ヨシオ「うわあああ!」
いきなり叫ばれた。
彼はぎょっとしている。
目を大きく見開いて、
動作も途中で止めて、
固まっている。
スカミ「え? なに?
あの、ヨシオ?」
ヨシオ「いやあの、その」
彼はひどく歯切れが
悪かった。
明らかに動揺している。
どうして、私の顔を
見たとたんに、
そんなに取り乱すの?
訳が分からず、
私はつい周囲を
見渡した。
その時、新婦側の
参列者から
「ええええ!?」
という大声が
沸き上がった。
どう聞いても、
祝福の声ではなかった。
驚愕の叫び声としか
思えない。
母「スカミ!」
母が叫んだと同時に、
がばっと席をたった。