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本編

アスカ「無理しなくていいよ。

パパはお料理に慣れてないから、

きっと大人向けの作り方を

しちゃったんだね。

 

 

パパの気持ちだけは

ありがたく頂いて、

そうだなぁ。

 

 

何か別のお料理に

リメイクしようかな」

リコ「うん、ママが

何とかしてくれるなら、

食べられるかも」

 

 

そう言っていた時だ。

今度は電話がかかってきた。

 

 

アスカ「どうしたの、会議は?」

ヒサオ「いま休憩中だ。

それよりポテサラどうした?

ちゃんと食べたか?」

 

 

アスカ「まだよ」

ヒサオ「なんでだよ!

おいしいうちに食べてくれよ」

 

 

アスカ「おいしいうちにって、

そんなに急に味が落ちたりは

しないって」

ヒサオ「何でも食べごろって

あるだろう?」

 

 

果物じゃないんだから。

そう言いたかったが、やめた。

嫌な予感がする。

 

 

ヒサオの声は何というか、

普通じゃなかった。

何が何でも、もし目の前にいたら

口に押し込みかねない。

 

 

そのくらいの勢いだったのだ。

これは、何かあるのでは。