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本編
シオン「いやいや。
クミちゃんは、小学校の時からの
知り合いですよ。
学年が一つ違いますけど、
子供の頃はよく遊びました。
その縁で、顔を出してくれてるんですよ」
店員「シオン、本気で言ってる?」
シオン「え?」
店員「そんなはずねーじゃんとか、
思わないわけ?」
シオン「いえ、別に思いませんけど」
うーん。
シオン先輩は天然らしい。
店員の彼は、遠回しに「ただの顔見知りが、
こんなに頻繁にカフェに来るわけないだろう」
と言ってくれている。のだろう。
でも、先輩には通じなかったようだ。
本気でぽかんとしている。
あははー。
認知といってもこの程度かぁ。
店員「まぁいいや。そこは。
おまえが夜シフトに入ることを教えてあげたんだよ」
シオン「え!?だめですよそれは」
店員の話に、シオン先輩は顔色を変えた。