※このページでは広告主の依頼によりアフィリエイト広告を掲載しています。

【第17話】俺の経歴を知らない東大卒のエリート教師が渡してきたのは超難解な英文だった!→秒で訳した結果…

前回から読みたい方はこちら▼

【第16話】俺の経歴を知らない東大卒のエリート教師が渡してきたのは超難解な英文だった!→秒で訳した結果...
前回から読みたい方はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ こちらもおすすめ▼ 本編 顔認証に登録した保護者の皆さんが、 俺の授業が公開されるという、 出所のわからない噂か何かを聞いて、 駆け付けたらしい。 事務局員「いま塾長に問い合わせて...

1話から読みたい方はこちら▼

【第1話】俺の経歴を知らない東大卒のエリート教師が渡してきたのは超難解な英文だった!→秒で訳した結果...
こちらもおすすめ▼ 本編 ノリオ「うわ、騙された。 何だよ、塾長が直々に スカウトしてきた講師っていうから、 さぞや凄い経歴だと思ってたら。     まあ、ある意味、 凄い経歴ではあるけどな?」 俺の紹介を聞いた途端、 英語科チーフ講師ノリ...

こちらもおすすめ▼

【第1話】嫁と娘が俺を馬鹿にし続けた結果→俺は娘の中学卒業式の日に消えた…
こちらもおすすめ 本編 俺はスカオ。 今年40歳のしがない警備員だ。 同い年の妻カツミ、 一人娘アヤの三人家族。 娘はまもなく中学校を卒業する。 本当に平凡な家庭だった、 はずなんだ。 様子がおかしくなったのは、 今から半年ほど前の事だった...
【第1話】出張から帰ると嫁が消えていた→重大な事実が発覚し…
こちらもおすすめ 本編 ヤヨイ「スカオさんへ。 疲れました。あなたとはもう、 やっていけません。 価値観が違っています。 我慢は限界を迎えました、 さようなら」 リビングのテーブルに 置かれていた書き置きを手に、 俺は血の気が引く思いを 味...

本編

保護者たちからは、やっぱりか、

噂は本当だんだ。

そんな囁きが聞こえてくる。

 

 

決して友好的ではない響きだった。

ノリオはにやにやしながら、

俺にコピーの束を押し付けてきた。

 

 

ノリオ「この英語長文を、

ぜひ和訳してみてください。

今すぐ、ここで。あ、中卒には無理かな」

スカオ「これをですか」

 

 

手渡されたA4用紙には、

びっしりと英文がつづられている。

軽く目を通す。俺は軽くうなずいた。

 

 

スカオ「今すぐ、ここで和訳して

読み上げればいいんですね?

わかりました、訳します」

ノリオ「は?

い、いやいや。中卒には無理だろう?」

 

 

俺が少しもひるまなかったので、

ノリオはぽかんとした。

目が丸くなっている。

 

 

あんまり茶々を入れられたくはない。

さっさとやってしまおうか。

こほんと咳払い。

 

 

スカオ「私は、その人物を

いつも常に先生と呼んでいた。

だから、ここでもただ先生と書くだけで、

本名は打ち明けない。

 

 

これは世間を憚る遠慮というよりも、

その方が私にとって自然だからである」

ノリオ「ええええっ!?」