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本編
ノリオ「まだ現実が見れないんですかぁ?
ここはね、中卒ごときが教えに来て
いいレベルの塾じゃないんですよぉ?」
スカオ「確かに、チーフは専門外の数学を
教えておられましたね。
さすが東大レベルです。
僕は英語が専門で、他の教科は教えられません」
軽くよいしょしてみたら、
意外にもノリオは目を輝かせた。
得意満面というやつだ。
え?おだてに弱いの?
ちょっとびっくり。
ノリオ「まぁ、私の場合はね。
これでも東大卒ですから。
私立中学の受験は、私も経験がありますし?
受験にはコツがあることも知ってますよ。
いろいろ教えてあげられます。
学歴があればこその裏技なんですけどねえ。
で?
スカオさんはどうなんですか?」
スカオ「そうですね。
僕は厳しい受験は経験がないので、
受験向け裏技とかは残念ながら、
詳しくないですね」
ノリオ「とんだポンコツじゃん。
勉強も大したことなけりゃ、
せめて受験のコツくらいすら、
ろくに教えられねーのかよぉ」
ノリオは、俺のよいしょで
気が大きくなったのか、暴言を吐いた。
俺はこの男を持ち上げたのに、
こいつは俺を下げるのかよ。
俺にもよいしょしろとまでは言わないが、
もうちょっとこう、あるだろう?
社交上の礼儀とか、そういうの。