前回の内容はこちら▼
【第8話】喧嘩自慢ヤンキーが陰キャオタクを挑発→実際に戦った結果…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 言われてみれば、一理ある。 何もプロになりたいわけじゃない。 鍛えたら、少なくとも 自信はつくだろう。 ジン「とりあえず見学でもOK?」 ユウマ「大歓迎。 見るだけでもいいさ、 まず...
1話から読みたい方はこちら▼
【第1話】喧嘩自慢ヤンキーが陰キャオタクを挑発→実際に戦った結果…
こちらもおすすめ▼ 本編 ジン「うわ!やばい、 これやばいよ、どうしよう」 思わず声が出てしまった。 コスプレ会場に、意気揚々と やって来てみれば、いきなり 女性参加者に絡むヤカラを発見。 はっきり言って陰キャ&重度 アニメオタクの俺ことジ...
本編
その名も、アニメ文化研究会。
アニメそのものだけでなく、
派生文化であるコスプレに
ついても深く追及しようという
趣旨のサークルだ。
2年前に行った割と大手の
コスプレイベント、あそこでも、
うちの大学は活躍していた。
当時はもっぱら見る専門だった
俺だが、体を鍛えた事で、
ひょろがりを卒業し、
そこそこの体格になった事も
あって、コスプレイヤーになった。
メインは筋肉系の男キャラ。
とはいえ、そこまでゴリゴリの
マッチョってわけじゃないので、
露出が多い恰好はしていないが。
みんな、それぞれに愛情を
持っているアニメキャラを考察し、
研究し、再現性の高い
ビジュアルを実現しようと、
日々がんばっている。
和気あいあい、楽しい活動だ。
リーダー「なんか……
入会希望が来てるんだけど」
夏が近くなったある日の事だった。
うちのサークルをまとめている
リーダーが、困惑顔で
そう切り出して来た。
みんなも困惑、俺も同じく。
メンバー「え?
もう5月の終わりなのに、
今更ですか?」
メンバー「だよなぁ?
勧誘もしてないし」