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【第10話】ママ友の息子が夫の高級車をボロボロに!修理代を請求すると…
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【第1話】ママ友の息子が夫の高級車をボロボロに!修理代を請求すると…
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本編
アスカ「実家に置いとけないの?」
ユウジ「車は家と同じで、
放置したらダメになるんだ。
俺の実家は遠いよ。うちの親じゃ
手入れできないだろうし」
アスカ「うん、分かった。
じゃあ車を2台置ける家を
探すって事ね、私達の新居は」
ユウジ「分かってくれて
ありがとう!子供が生まれたら、
フィアットで家族ドライブしたい。
それも夢なんだ」
こんなやり取りがあった。
その夢は叶っている。
幸いミコも古い車を嫌がらず、
普通の車よりもこっちに
乗りたがるほど。
アツミさんとシュウト君には
困らされたし、問題はちっとも
解決していないけれど、
気分転換にはなりそう。
土曜日が楽しみだ。
次の日。
アツミさんが、幼稚園のお迎えの
時に、なぜか私だけを呼んだ。
アスカ「何の御用です?」
アツミ「金曜日の午後から、
ちょっとお邪魔するわね」
一方的に言われて、私はぼーぜん。
週末は、金曜日から
日曜日にかけて3連休、
空いていると言えば空いている。
でも空いているからといって、
正直なところ、気が合わない
ママ友に自宅へ来られても
良いとはならない。
はっきり言えば無理だし嫌だ。
アスカ「あの、週末は用事が」
アツミ「お昼はいらないわよ、
私とシュウトでホテルランチしてから
お邪魔するので」
アスカ「そうじゃなくて!
週末は用事があるんです」