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本編

ジン「もう、訳わかんねぇよ!

じいちゃん、やっぱ

やらなきゃダメか?」

 

ゴウ「ダメに

決まっとるだろうが!」

 

高校1年生の時に触って以来、

まるっと放置しっぱなしだった

パソコンを前に、

俺は頭を抱えている。

 

横には今年76歳になる祖父が

いて、俺を優しく見守ってなどは

くれず、めっちゃ睨んでいる。

 

ああもう。

あんな事言わなきゃよかったぜ。

 

ジン「ていうか、

パソコンが古いんだよ。

今どきは半年くらいで

ダメになるらしいんだよな。

これ、いつのだよ?

5年くらい前のやつだったような」

 

ゴウ「ジン!

おまえは文句が多すぎる!

ごちゃごちゃ言っとらんで、

やるべき事に集中せぇ!

検定とかいうやつを受ける金、

出してやらんぞ」

 

あ、やばい。

じいちゃんが怒り始めた。

気が短いから、ちょっとでも

カチンと来ると、あっというまに

ブチギレモードへ突入するん

だよな、うちのじいちゃん。

 

怒らせて、各種あるPC検定の、

受験費用あれやこれやを出さない

とか言われたら、ちょっと困る。

 

俺はジン。

21歳の大学三年生だ。

まー、いわゆるFランってやつに、

だらだら通っているんだが、

大学である以上、いつかは必ず卒業

だの就職だのと向き合う事になる。