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【第3話】妊娠中電車で仲良くなった女性→後日とんでもない事態に…
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【第1話】妊娠中電車で仲良くなった女性→後日とんでもない事態に…
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本編
ミカコ「気になってたのよ。
お腹をかばおうとしていたし、
胸やお腹も張ってるように
見えてて」
スカコ「そうなんですか?
鋭い観察眼というか」
ミカコ「やだ、スカコさん。
敬語はいらないってば。
私も、妊娠してたのよ」
スカコ「あ、そうなんだ」
かばう動作はともかくとして、
胸やお腹が張ってるように
見えたと聞いた時には、ちょっと
「え?」ってなったけど。
なるほど、ミカコは
妊娠した事があるんだ。
つまり先輩ママってことかな。
だったら、細かいところにまで
気が回るというか、他人が見ない
ようなところに視線が行くのも、
ママならではの注意力なのかも。
スカッと駅から約15分で、
私が降りる南スカッと駅に着く。
ミカコは手前で降りていった。
ミカコ「私も、この時間帯には
よく電車に乗るの。またねー」
スカコ「はーい、またね」
いい人と出会えたなあ。
先輩ママなら、
いろいろ教えて貰えるかも。
ミカコのお子さんは、
男の子かな?女の子かな?
うちの子と仲良くして
貰えたらいいなあ。
そんな事を思いつつ、
私は帰路を急いだのだった。