※このページでは広告主の依頼によりアフィリエイト広告を掲載しています。

【第4話】出張から帰ると嫁が消えていた→重大な事実が発覚し…

前回の内容はこちら▼

【第3話】出張から帰ると嫁が消えていた→重大な事実が発覚し…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 スカオ「リョウもエナも、 夜は二人きりだった?」 リョウ「そうだよ、二人でずっと お母さんを待ってたんだけど」 エナ「帰って来ないよう」 俺の聞き取りに、二人は 一所懸命な様子で答え...

1話から読みたい方はこちら▼

【第1話】出張から帰ると嫁が消えていた→重大な事実が発覚し…
こちらもおすすめ 本編 ヤヨイ「スカオさんへ。 疲れました。あなたとはもう、 やっていけません。 価値観が違っています。 我慢は限界を迎えました、 さようなら」 リビングのテーブルに 置かれていた書き置きを手に、 俺は血の気が引く思いを 味...

本編

スカオ(心当たりが無さすぎるぞ。

いくら何でも急すぎ、

それに子供たち。リョウとエナは、

まだ小学校一年生じゃないか!

一晩放っておくなんて、

信じられない)

 

有り得ないし、有ってはならない、

母親の子供を放置した外出。

いや家出だ。

それを、ヤヨイはやったという。

 

妻はそんな冷酷な人間性

じゃないと、心の中で何度も

「間違いであってくれ」と

考えたが、状況を見れば見るほど、

現実に起きた事だとの

認識が襲ってくる。

 

スカオ「まずは、

朝ご飯を食べような。

今日はお父さんも会社はお休みだ。

リョウもエナも、ゆっくりしよう」

 

あえて明るく言ってはみたものの、

子供達の表情は暗い。

そうだよな。

いつも優しくて、子供たちを

愛情深く支えていたはずの母親が、

いきなりいなくなったんだから。

 

リョウ「お父さん。僕とエナは、

どうしたらいいのかな?

お母さん、僕達が悪い子だから、

いなくなっちゃったのかな」

 

リョウがぽつりと言う。

俺は大慌てで首を横に振った。

 

スカオ「そんな事は絶対ない!」

 

リョウ「そう?」

 

スカオ「リョウもエナも、

いい子だよ。

お父さんは知ってる、

二人とも世界で一番いい子だ」