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【第28話】30年取引してきた老舗ステーキハウスに納品当日「肉1,000万分納品なしで」→向かいにあるステーキハウスに納品を始めた結果…

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【第27話】30年取引してきた老舗ステーキハウスに納品当日「肉1,000万分納品なしで」→向かいにあるステーキハウスに納品を始めた結果…
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本編

ワルミ「と言うわけだからスカコさん、

あなたにもう一度チャンスをあげる!」

 

スカコ「……は?チャンス…???」

 

ワルミ「そう!!もう一度

タカウマ亭と取引するチャンス!!!」

 

スカコ「…………(い、いらね〜!!!)」

 

私が目の前で、まっぴらごめんの

表情を浮かべていると言うのに、

ワルミは全く嬉しくないチャンスを

恩着せがましくチラつかせながら、

上から目線で私に話し続けるのだった…

 

ワルミ「タカウマ亭と、

もう一度取引出来るのよ〜?

老舗の高級店との契約…

スカコさんにとっても、

取り戻したいステータス

なんじゃないの〜?ww

もう〜!スカコさん、

感謝してちょうだいよ〜?www」

 

ワルミさんは、からかうような

笑みを浮かべて私にそう提案した後、

改めてカネナリさんの方に向き直り、

呆れた事に、またしても

揉み手をし始めたのだ…

 

ワルミ「そらから、カネナリ専務ぅ〜!」

 

カネナリ「な…なんだね?」

 

ワルミ「ウチがもう一度、

スカコさんの店から肉を仕入れれば、

貸し切りのお食事の件、

もう一度考えて頂けますわよねぇ〜?!」

 

カネナリ「……どういう理屈だ?」

 

ワルミ「だってぇ〜!

タカウマ亭は以前の状態に戻るんですのよ?

それなら、問題は全て解決でしょ〜?

社員旅行の貸し切りのお食事、

ウチでして下さいますわよね〜?」

 

カネナリ「いや…そういう問題では……」

 

ワルミ「どうしてですの〜〜!?

肉の品質も元通り、スカコさんとの

関係も元通りなら、

SKTホールディングスとのご縁も、

元通りになるべきでしょ〜?」

 

(無茶苦茶だ……

自分勝手にも程がある!

カネナリさんも、

すっかり呆れちゃってるよ……)