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【第20話】グリーン車の指定席に知らない大学生が!→妊婦の私から勝手に席を横取りし…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 心底あきれたという顔をして、 コワモテの男性はつぶやいた。 車掌も同感だったらしい 顔つきだった。 お騒がせしましたと 車内全体に深々と一礼し、 ヒロトを連れて去って行く。 やっと静...
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【第1話】グリーン車の指定席に知らない大学生が!→妊婦の私から勝手に席を横取りし…
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本編
鉄道会社を間に挟んで、
私に詳しく事情を聞きたいとの
連絡が入ったため、
ヒロトの処分が耳に入った。
私も全力で証言、さらには
動画という証拠が物を言って、
彼は無期限停学処分に
なったとの事。
しかも、処分が親に知られた
とかで、退学したとも聞いた。
結局、自分自身で将来を
めちゃくちゃにしてしまった
という顛末だった。
夫の仕事が落ち着くまで、
私は実家で過ごし、約半年後。
夫が迎えに来てくれたので、
家族三人でまた新幹線に乗った。
赤ちゃん連れに配慮してくれた
夫が、帰りもグリーン車を
手配してくれて、
私たちは快適な旅ができた。
リン「お姉さん!」
チナ「あ、元気そー。
赤ちゃん生まれたんだ」
突然声をかけられ、よく見ると
あの女子高生コンビがいた。
スカコ「あれ?
あなた達も乗ってたの?」
リン「うちら、
旅ギャルなんだよねー」
チナ「よく乗ってるよー。
そのためにバイト頑張ってるし。
うちらも大学生になったから、
もっとバイト頑張れるし」
リン「授業はまぁ、そこそこ?」
相変わらずパワフルで、
明るい子達だ。
うちの子も、この二人のように
人懐こくて、困っている人を
ためらいなく助けられるように
育って欲しい。
私の帰路は賑やかで、
幸せいっぱいなものに
なったのだった。
完