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【第16話】グリーン車の指定席に知らない大学生が!→妊婦の私から勝手に席を横取りし…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 車掌「確かに拝見しました。 お客様にお座り頂くのが正式です」 車掌は、ヒロトには 厳しい顔を見せた。 車掌「そういうわけですので、 ただちに座席からお立ち退きを お願いします。 なお...
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【第1話】グリーン車の指定席に知らない大学生が!→妊婦の私から勝手に席を横取りし…
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本編
ヒロト「うっせーよ!
おまえみたいなガキに
言われたくねえし!
関係ないガキは黙ってろ!」
小学生男子「関係ないから
知らんぷり、は違うじゃん」
小学生の男の子も勇敢だった。
小学生男子「俺、将来は
警察官になるんだもん。
関係ないって、
悪い事を見逃してたら、
警官になれないじゃん」
ヒロト「そんなの
俺の知った事か!」
小学生男子「お兄ちゃんの
知った事じゃなくても、
俺にとっては大事なんだよ。
早く謝んなよ」
彼は、手に持っていた
何かを高々と掲げた。
スマホだった。
小学生男子「謝らないなら、
今までお兄ちゃんがやってた事、
全部ネットに流しちゃおうか?
ネットで聞いてみようよ、
こんな事しても謝らないのって、
どうなんですかって」
ヒロト「はあああ!?」
小学生男子「景色を動画に
撮ろうと思ったら、お兄ちゃんが
大騒ぎして、台無しだよ。
友達に動画見せて愚痴るつもり
だったけど、愚痴る相手を
ネットに変えてもいいんだよ?」
おお、この子もなかなか、
いい度胸をしているわ。
ヒロトは、彼のスマホを
奪おうとしたのか、手を伸ばした。
しかし、男の子はさっと避けた。
チナとリンが大笑いしている。