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【第23話】30年取引してきた老舗ステーキハウスに納品当日「肉1,000万分納品なしで」→向かいにあるステーキハウスに納品を始めた結果…

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【第22話】30年取引してきた老舗ステーキハウスに納品当日「肉1,000万分納品なしで」→向かいにあるステーキハウスに納品を始めた結果…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 ワルミ「嘘で誤魔化すだなんて!! 人聞きの悪い!!! イメージ戦略と言ってちょうだい!!!」 スカコ「イメージ戦略って… 結局は誤魔化してるんじゃないですか!!」 キヨカ「ワルミさ〜...

1話から読みたい方はこちら▼

【第1話】30年取引してきた老舗ステーキハウスに納品当日「肉1,000万分納品なしで」→向かいにあるステーキハウスに納品を始めた結果…
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本編

スカコ「ただ単に、

おすすめ出来なくなったから、

素直にそうお伝えしただけですよ。

お客様の舌を馬鹿にして、

肉の品質をこっそり落とし、

しかも、変わらず最高級の肉を

使っていると嘘をつく……

そんなワルミさんの商売のやり方に、

私は失望したんです!!」

 

ワルミ「そ、そんなの…!

どこの店でもやってる事じゃないの!!」

 

スカコ「他の店の事は知りません。

でも、タカウマ亭をおすすめした以上、

私にも責任があります。

お客様を騙すようになった

ワルミさんとタカウマ亭を、

そのままおすすめし続ける

わけにはいきませんから!」

 

カネナリさんは黙ったまま、

大きく頷いた。

キヨカさんも、律儀にワルミさんの

言いつけを守って黙ったままで、

コクコクと頷いていた。

 

ワルミ「な……何よ……!!

肉のランクを少し落とすことの、

何がいけないっていうのよ!!!

そんなの、店が自由に

決めていいことじゃないの?!?」

 

スカコ「私だって、

安いお肉を使うこと自体は、

悪いとは思ってませんよ?

どんなお肉を選ぶかは、

ワルミさんのいう通り、店の自由です。

だけど、安いお肉を使っているくせに、

最高級のお肉だと嘘をついて

客に提供するのは、間違ってます!

そんなの、詐欺じゃないですか!!」

 

ワルミ「で、でも……

客はその事に気付かないのよ?

騙されたままで幸せなのに、

わざわざ本当のこと言う

必要無いじゃないの!!!」

 

ワルミのあまりの暴論に、

ずっと黙って聞いていた

カネナリさんも思わず声を上げた。