※このページでは広告主の依頼によりアフィリエイト広告を掲載しています。

【第22話】30年取引してきた老舗ステーキハウスに納品当日「肉1,000万分納品なしで」→向かいにあるステーキハウスに納品を始めた結果…

前回の内容はこちら▼

【第21話】30年取引してきた老舗ステーキハウスに納品当日「肉1,000万分納品なしで」→向かいにあるステーキハウスに納品を始めた結果…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 カネナリ「私とスカコさんは、 とあるグルメサークルの仲間なんだ。 知り合って、かれこれ何年になるか…… スカコさんは若いが、 なかなかの博識でね。 舌に関しても、 信頼を置いているん...

1話から読みたい方はこちら▼

【第1話】30年取引してきた老舗ステーキハウスに納品当日「肉1,000万分納品なしで」→向かいにあるステーキハウスに納品を始めた結果…
こちらもおすすめ▼ 本編 スカコ「それじゃあ、配達行って来るね〜!」 セイジ「あぁ、気をつけてな!」 私の名前はスカコ。 5年前に急逝した父の残した精肉店を、 夫のセイジと共に引き継いで営んでいる。 一時は廃業の危機に陥った事も有ったが、 ...

本編

ワルミ「嘘で誤魔化すだなんて!!

人聞きの悪い!!!

イメージ戦略と言ってちょうだい!!!」

 

スカコ「イメージ戦略って…

結局は誤魔化してるんじゃないですか!!」

 

キヨカ「ワルミさ〜ん、

さっきカネナリ専務も

おっしゃってましたけど〜、

ワルミさんの悪事、

業界内で噂になっちゃってますよ〜?

知ってました〜?」

 

ワルミ「うるさいっ!!!

アンタは今関係無いんだから、

引っ込んでなさい!!!」

 

キヨカ「はぁ〜い…」

 

キヨカさんは不満げに唇を尖らせつつ、

カネナリさんと目を合わせながら、

(怒られちゃった!)と言う感じで、

肩を竦まるゼスチャーをした。

カネナリさんは苦笑いを浮かべていた。

 

ワルミ「……スカコさんにとって、

ウチは長年の取引先だった訳でしょ?!?

だからこそ、一度はカネナリ専務に

おすすめしてくれたんじゃないの?!?

それなのに……取り引きが終った途端、

余計な事を言うなんて!!

結局はスカコさんも、

お金次第ってことじゃないの!!!」

 

スカコ「取り引きやお金の事は、

全く関係ありません!!

私はワルミさんの事を、

心から信頼していたし、

タカウマ亭の事も、

おすすめ出来るお店だと思ってたから、

カネナリさんに紹介したんです!!

それなのに……

あの日、あんな言葉を聞かされて……」

 

ワルミ「に…肉をドタキャンしたからって、

カネナリ専務に悪口を吹き込むなんて…!

あんまりじゃないの!!!」

 

スカコ「悪口なんて吹き込んでません!

それに、肉をキャンセルされたから、

おすすめを取り消した訳でもありません!」

 

ワルミ「じゃ、じゃあ……

どういうつもりだったって言うのよ!!!

ドタキャンと、契約を切られた事の腹いせで、

私に嫌がらせをしただけのくせに!!!」

 

(この人は……ここまで言っても、

まだ分からないんだ……)