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【第20話】30年取引してきた老舗ステーキハウスに納品当日「肉1,000万分納品なしで」→向かいにあるステーキハウスに納品を始めた結果…

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【第19話】30年取引してきた老舗ステーキハウスに納品当日「肉1,000万分納品なしで」→向かいにあるステーキハウスに納品を始めた結果…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 ワルミ「は…はぁ〜っ?! ど、どこからそんなデマが 広まったんだか…!! ウチは60年、ず〜っと変わらず、 最高級の肉を使ってますわよ〜!!!」 (内情を全て知っている私の目の前で、...

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【第1話】30年取引してきた老舗ステーキハウスに納品当日「肉1,000万分納品なしで」→向かいにあるステーキハウスに納品を始めた結果…
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本編

カネナリ「いや、それは…その方に

ご迷惑がかかるといけないので、

誰なのかは申し上げられない」

 

ワルミ「ですが、これは

タカウマ亭の今後に関わる問題ですのよ!!

その方にお会いして、誤解を解かない事には、

私だって納得がいきませんわ!!

 

ウチがどれほど素晴らしい店か、

きちんとご説明して差し上げます!!

それで、その人物が再びウチを認めて下されば、

カネナリ専務も、もう一度考え直して

下さいますわよね?ねっ?」

 

カネナリ「いや…しかしだね……」

 

ワルミ「カネナリ専務、

どうかお願いします!!!

一度だけでいいんです!!

どうかその人物に会わせて下さい!!!」

 

(カネナリさん…

相当困ってらっしゃるな…仕方がない。

そろそろネタばらしといきますか……)

 

スカコ「あのぉ〜……」

 

ワルミ「ちょっと!!こんな時に

口を挟まないでちょうだい!!!

見て分からない??

今、大事な話の最中なの!!!」

 

スカコ「それ、私です」

 

ワルミ「……へ?…それってどれよ??」

 

スカコ「だから、カネナリさんに

タカウマ亭をすすめたの、私なんです」

 

ワルミ「………は???あなた何言って……」

 

カネナリ「スカコさん、もういいんだね?」

 

スカコ「はい。返ってご迷惑を

おかけしてしまって、すみませんでした」

 

カネナリ「いや、こちらこそ。

スカコさんには迷惑をかけてしまって…

申し訳無い!」

 

私にまできちんと頭を

下げてくれるカネナリさん…

その様子を見たワルミさんは、

全く訳が分からないといった顔で、

私とカネナリさんを何度も見比べていた……