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【第7話】ランチ中に突然彼氏が店員にジュースをかけた!その理由が…
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本編
女性の店員さんは忙しそうで、
順番待ちしているお客さんの
各グループに声をかけつつ、
すぐにテーブルへと
向かっていった。
まぁ、今日は週末。
しかも雑誌に載ったり、
最近はローカルTV局の夕方情報
番組でも取り上げられた。
来客が多くなっているのも、
まぁまぁ無理はないところ。
その時だった。
今まで優しくて、穏やかだった
タイガの顔色が変わった。
タイガ「待たされるの?
早くしろって言ってこようか」
スカミ「え?」
本当にびっくり。
そんな事を言うだなんて、
これっぽっちも思っていなかった。
というか、映画館の下調べも
ばっちりで、あれこれと
気を遣ってくれていた彼なら、
予約をしているのではないかと、
ごく普通にそう思っていたから。
まさか、順番を飛ばせと
店に言ってくる、なんて。
いやいやいや。
そんな事までしなくていいよ、
というより、やらないで欲しい。
スカミ「しょうがないよ、
人気のお店なんだし。
みんな待ってるのは一緒よ、
それだけいいお店なんだって
思っておこうよ」