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【第3話】彼女父「挨拶が遅い!娘はもう妊娠4ヶ月だぞ!」→まだ知り合って1ヶ月だと伝えた結果…
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本編
特に大学生ともなれば、
女子と知り合う機会は
たんまりあったのに、
その全てを棒に振ってきた。
たとえば…
サークルの飲み会帰りに、
たまたま帰る方向が
同じな女子と一緒に歩いた。
結構話がはずんで、
俺は楽しくおしゃべりしつつ、
駅へ向かう。
このまま仲を深められたらな~
とか思っていたら、
その子の彼氏が登場。
彼氏「おまえ、昨日の飲み会
帰りに男と歩いてたって?」
女子「ああ、スカオ君とね」
彼氏「なんだスカオかよ」
……ひどくね?
もちろん浮気相手に
なりたいわけでも、変な疑惑を
かけられたいわけでもない。
ないのだが!
この扱いはどうなんだよ。
あんまりにも、俺を男として
見ていなさすぎだろうが!
たいへん微妙な気分に
なったものだった。
こんなエピソードが、
俺の青春の大半を占めている。
パパ役でもいい、
保育園時代に戻りたい。
そんな事を思った夜も、
何度かある。
とかなんとか言ってるうちに
卒業を迎えて、普通に就職した。
半分以上は開き直りの
お陰だと思うが、勉強に打ち込んだ
事もあって、大手と呼ばれる
会社の内定をもぎ取れた。