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本編
夫「ごめんな、スカコ。
今が一番大事な時だっていうのに」
しょんぼりと肩を落としつつ、
勤務先で言い渡された内容を
語る夫は、本当に申し訳ない
という表情をしていた。
私は、帰宅早々
夫「まずい事になった。
納品にクレームがついたらしい」
トラブル発生を告げられ、
よくよく聞いたら、
夫が解決のために派遣されるとも
打ち明けられたのだ。
困った。私は、妊娠8ヶ月。
夫婦とも実家が遠く、
里帰り出産は考えていなかった。
行政や民間のサービスを
フル活用して、何とか二人で
乗り越えよう。
そう決めていた矢先に、
夫の出張話が舞い込んできた。
夫の話によれば、取引先は
相当なお怒り具合で、責任者を
出せと言ってきかないらしい。
その責任者が夫だった。
長期の出張になるかもしれない。
夫は楽しくない未来予想を
私に聞かせた。
夫「立ち会う気満々
だったんだけどな。
いつ手が空くか分からないんだ」
スカコ「そうなんだ。
でも、仕方ないよね。
あなたが行かきゃ、
話にならないんでしょう?」
夫「そうなんだよ。俺が責任者
だっていうのは、あちらも
知ってる。どうしても俺が
行かなきゃいけない」
そこまで言って、
夫は心配そうに私を見、
次にはお腹へ視線をやった。