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【第16話】結婚式当日…幸せを一瞬でぶっ潰した娘→式場が炎に包まれる衝撃の展開に
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 更なる爆弾発言に、 会場内は大きくどよめいた。 マサキさんは慌てた様子で 立ち上がり、リンの元へ駆け寄ると、 リンから原稿を取り上げようとした。 リンは、 「離して!!本当の事でしょ...
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【第1話】結婚式当日…幸せを一瞬でぶっ潰した娘→式場が炎に包まれる衝撃の展開に
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本編
私を含む会場内の全員から、
マサキさんに鋭い視線が向けられた。
マサキさんは顔面蒼白になって
硬直していたが、汗だけが
ダラダラと流れ落ちていた。
リン「2ヶ月前の、
マサキさんのお誕生日。
平日だったから、マサキさんは
お仕事で忙しいと言うので、
前倒しで週末にお祝いしたよね?
だけど私は、どうしても
当日にもお祝いしてあげたくて…
お仕事中のママに内緒で、
サプライズでカップケーキを
持って行きました。
マサキさんのマンションに着いて、
ピンポンを鳴らしたら、
中から知らない女の人が
部屋着姿で出てきて…
私が『ここ、マサキさんの
部屋ですよね?あなた誰ですか?
ここで何してるんですか?』
って聞いたら、
女の人は、『は?私もここに
住んでんだけど?
あなたこそ誰よ?』って…
そしたら、女の人の後ろから、
マサキさんが慌てて出て来ました」
(は…??どういう事…???)
リン「マサキさんは、
女の人と同棲してたんです!
ママを裏切って、
ず〜っと浮気してたんです!
私…私…ママになかなか
打ち明けられなくて…
本当にごめんなさい!!」
絞り出すようにそう言うと、
リンはもうそれ以上
耐えられなくなったのか、
顔を覆ってわんわん泣き始め、
その場にうずくまってしまった。
私は反射的に立ち上がって
リンの元へ駆け寄り、
泣きじゃくるリンを抱きしめていた。