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【第4話】結婚式当日…幸せを一瞬でぶっ潰した娘→式場が炎に包まれる衝撃の展開に
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 (いつも明るく穏やかな2人にも、 こんな一面が有るなんて…) 寂しそうに話す女将と、珍しく声を 荒立てる社長の姿が印象的だった。 (どこの親子にも色々あるんだな… 社長はああ言ってる...
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【第1話】結婚式当日…幸せを一瞬でぶっ潰した娘→式場が炎に包まれる衝撃の展開に
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本編
アスカ「そうですか…社長も女将も、
リンに可愛がって下さってて……
私はこんな良い所で働かせて頂けて、
本当に感謝してるんです!」
マサキ「いえいえ!俺の方こそ、
密かに感謝してたんですよ!
リンちゃんが毎日家に来てくれて、
両親の心を和ませてくれている
お陰で、最近じゃ、俺に対する親父の
態度も、随分と柔らかくなってきて…
だからアスカさん、どうかこれからも、
両親の事をお願いします!」
(そんな風に言ってくれるなんて…
これまで、ちょっと冷たい人
なのかな?って思ってたけど…
こうして実際に接してみると、
マサキさんもご両親に似て、
とても良い人そう…)
アスカ「マサキさん、今回は
ゆっくり滞在なさるんですよね?」
マサキ「あ…えぇ…まぁ…
会社で色々ありまして…
人間関係に疲れちゃってね…」
アスカ「そうなんですね…
大きな会社で働いていたら、
きっと色々ありますよね…
ゆっくり温泉に浸かって、
美味しいご飯を召し上がって、
疲れを癒して下さいね!」
マサキ「はい、そうさせて
もらいます!」
アスカ「リンが放課後
お邪魔するのも、
しばらく遠慮させて頂きますから、
どうかご両親と、親子水入らずで
お過ごしになって下さいね」
私がそう伝えると、マサキさんは
顔色を変え、慌てて頼み込んできた。
マサキ「いやいや!そんなこと
言わないで下さいよ!俺と両親
だけじゃ、間が持ちませんよ!
それに、俺が帰ってきた
せいで、リンちゃんが家に
来なくなったら、両親に文句
言われるに決まってますから!
普段通りうちに来て下さい!
お願いしますよ!!」
アスカ「え…あ…
そうですか…??ん〜…」