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【第6話】1年前に家族を捨て間男と駆け落ちした汚嫁帰宅。→新家族全員でフルシカトした結果
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【第1話】1年前に家族を捨て間男と駆け落ちした汚嫁帰宅。→新家族全員でフルシカトした結果
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本編
同期は「パチンコ屋」と
答えたのだった。
スカオ「は?」
同期「だから、パチンコ屋に
よく出入りしているみたいだぞ」
スカオ「まさか」
リツコが?
いやいや、それはないだろう。
俺の知る妻は、家庭的で、献身的で、
育児も俺への負担をかけまいと
頑張ってくれる。
理想の良き妻だった。
スカオ「あのリツコが?」
同期「そういうそぶりはないのか?」
スカオ「全然。どちらかと言えば、
ギャンブルは嫌いな方だぞ。
見間違いじゃないか?」
同期「ならいいんだけどな。
ただ、リツコさんは社内でも
有名な美人だっただろ。
今も綺麗じゃないか。
おかしな言い方になるが、
そうそう見間違う外見か?」
そう言われると、
俺もすぐには反論できなかった。
リツコは誰が見ても美人、
その評価は30代に突入してからも
不動のものだった。
このままいったら「美魔女」って
やつになるじゃないかと、
もっぱらの評判だったのだ。
俺としては鼻が高かった。
そんな美人を妻にできて
幸せだったし、今までは、
ポジティブに考えていた。
しかし、言われてみれば。
確かにリツコは特徴的というか、
目立つタイプでもあるのは確かだ。
否応なく人目をひく美人を、
誰かと間違えるなんて、
まぁちょっと考えにくくはある。
スカオ「うーん」
同期「まぁ、家庭が問題なく
回ってるならいいんだ。
リツコさんとパチンコって、
ちょっと意外な取り合わせだった
から、俺もびっくりしたんだけど。」