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【第4話】1年前に家族を捨て間男と駆け落ちした汚嫁帰宅。→新家族全員でフルシカトした結果
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 スカオ「美味い! この卵焼き絶品だよ!」 率直な感想を述べたつもりだった。 いや本当に美味しかったんだ。 優しい甘みがある、 素朴な味わいだった。 リツコ「わぁ、嬉しいです! 私、卵...
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【第1話】1年前に家族を捨て間男と駆け落ちした汚嫁帰宅。→新家族全員でフルシカトした結果
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本編
リツコは力説していたっけ。
俺と言えば、外見については
ほんとに冴えない君。
我ながらぱっとしないと思う。
そんな俺に対して、誰が見ても美人と
認めるようなリツコが、
何だかアプローチに聞こえる言葉を
熱心に言ってくれている。
ついうっかり舞い上がってしまった。
スカオ「人柄なら、えーと、その。
多少は自信ある、かな」
リツコ「スカオ君くらい
優しい人って、めったにいないよ。
多少だなんて、
遠慮しなくていいと思う」
興奮した。超興奮してしまった。
高嶺の花だと思い込んでいた
女性から、こんな言葉を
贈られるだなんて。
俺の人生で最大イベントじゃないか?
思い切って告白、
そしてOK、ついには結婚へ。
怒涛のような二年間を過ごして、
気が付いたらリツコは妊娠していた。
リツコ「スカオ、お腹に
赤ちゃん達がいるの」
スカオ「達!?それって
もしかして、双子か?」
リツコ「うん」
まさかの双子男女を授かった時には、
嬉しすぎて倒れるんじゃないかと
思った。
俺は、必死に働く決意をした。
最愛の妻が、
子供を二人も妊娠してくれた!
こんな幸せがあるだろうか。
生まれてきた子供達は、
それはそれは可愛かった。
元々美人なリツコに、
俺のまぁまぁな部分もうまい具合に
ブレンドされて、いい感じの
顔立ちになってくれたものだった。