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本編

タクヤは泣きながらガックリと

床に突っ伏して、動かなくなった。

そしてそのまま、ヤ●ザの皆さんに

両脇を抱えられ、どこかへ

連れ去られていった。

 

その様子を見送っていると、

ユキさんが私の肩を抱いて、

「よく頑張ったわね」と

褒めてくれた。

 

私がお礼を言うと、

「まだ終わりじゃないのよ〜?」

と悪戯っぽく笑い、

店から私を連れ出すのだった…

 

(え〜?まだ何かあるの〜?もう、

サプライズはお腹いっぱいだよ〜!)

 

ユキさんは、私の肩を抱いたまま、

近くの喫茶店に入っていった。

なぜか弁護士さんも付いてきて、

私は何が起きるのか

益々分からなくなった。

 

すると、連れて行かれた

ボックス席に、絶縁したはずの

両親が待っていたのだ…

 

スカミ「えっ…えっ…な、何で…?」

 

驚きのあまり、しどろもどろに

なっている私を、

ユキさんが優しく席に座らせた。

全員が席に着くと、弁護士が再び

名刺を出して、両親に説明を始めた。

 

家を出てからどうなったのか、

今どこにいるのか、

赤ん坊はどうしているのか…

居候をしている先を、

ヤ●ザの親分さんの家ではなく、

ユキさんの家だという事にして、

経緯を簡略に話してくれた。

 

父「スカミ…あの時は、

本当にすまなかった…

父さんも母さんも、

突然の事に気が動転して…

頭ごなしに叱りつけたこと、

ずっと後悔してるんだ!」

 

母「大変な時に助けてあげず、

独りぼっちにさせちゃって…

辛かったわよね…

本当に、本当にごめんなさい!

これからは、私達が力になるから、

お願いだから家に帰って来て

ちょうだい!」

 

父も母も、涙を流していた。