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【第3話】娘の婚約者との食事会にキチママ登場!→突然コーラをかけられ…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 大学にだって、ちゃんと 通わせるつもりだったんだよ? まだまだ稼げる年齢だしね! でも…しっかり者に育ったサアヤに、 こう言われたんだ… サアヤ「え?大学なんて 行くつもり無いよ? ...
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【第1話】娘の婚約者との食事会にキチママ登場!→突然コーラをかけられ…
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本編
アスカ「え…?わざわざ1人暮らし
なんて…家賃もったいないじゃん!」
だって、せっかく稼いだお金だよ?
親と住めば家賃はタダなんだから、
その分、遊んだり、おしゃれしたり、
青春を謳歌すればいいじゃんか!
ところが、サアヤはヤケに
真剣な顔で私を説得してきたんだ。
サアヤ「ママ、私もそろそろ
親離れの時期なんだよ?
それに、通勤が楽になれば、
自由になる時間が増えるからね!
1人で気ままに暮らしてみたいん
だよ〜!…ね?いいでしょ?」
(親離れって……まぁ、確かに…
もう立派な社会人だけどさ…
気ままに暮らしたいだなんて、
いくらしっかりしてるとは言え、
まだまだヒヨッコのくせに…)
そこで私はピンときた。
アスカ「あっ!分かった!!
彼氏できたんでしょ!!」
サアヤは一瞬言葉に詰まった。
ビンゴかよ…ww
サアヤ「ママったら…
そういうとこだけ鋭いんだから…w」
アスカ「やっぱりねー!!
相手はどんなヤツ?
連れて来なさいよ!
ちゃんとした男かどうか、
私が見極めてやるから!
男を見る目には自信があるからね!
だてに水商売やってないよ!」
可愛いサアヤの初彼氏に、
私は前のめりになった。
サアヤ「やだよー!
まだ付き合いたてだし!!
ママ、絶対余計なこと言うもん!!
『うちの娘を泣かしたら
承知しないよ!』とかさぁ…」
アスカ「…………」
言うつもりだった…
アスカ「わ、分かったよ…
でも、マジでさ。なんか嫌なこと
されたりしたら、
ちゃんと私に言うんだよ!
いや、私じゃなくてもいいんだけどさ
自分1人で抱え込まないで、
必ず誰かに相談すること!
分かったね?世の中には、
変なヤツもいるんだからさ!」