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【第14話】結婚式で新婦に顔面ケーキをする新郎友人→新郎は爆笑し…
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本編
救急車が呼ばれ、ついでに警察も。
やっと駆けつけた警備担当者に、
マサシグループは取り押さえられ、
警察に引き渡されたという。
あの3人も相当お酒が入っていて、
ほぼ泥酔状態だったとのこと。
スカミ父「貴様ら、無事に
この会場を出られると思うなぁ!」
父はそう叫んで嵐のように荒れ狂い、
そのさまを見たケンゴも我に返って、
すっかり意気消沈したそうだ。
私が搬送された病院まで追っては
来たものの、付き添いは断られて、
廊下に待機していたという。
スカミ父「あのマサシって男、
さんざん騒いだが、全く謝ろうとも
しなかったよ。あんな不愉快な男は
見たことが無い。ケンゴ君、
いくら何でもあれはないだろう」
ケンゴ「申し訳ありません!」
ケンゴは土下座の姿勢のまま
謝罪を叫んだ。
あの時、ふらついていたところから
して、酔っていたのだろう。
とはいえ、善悪の判断がつかない
くらい泥酔するのはいかがなものか。
スカミ「ケンゴ。分かってるよね?
約束だったよね。
あの人を呼んだら離婚」
ケンゴ「ま、待って!
スカミ、待ってくれ!」
両親をはねのけて、
ケンゴは土下座から姿勢を直した。
しかし、義母が
義母「離婚は当たり前!
おまえ、離婚ばかり心配しているよう
だけど、私たちとも絶縁だからね」
ぴしゃりと言って、彼を黙らせた。
ケンゴは目を見開いた。
ケンゴ「へ?か、母さん?」
義母「二度と、母さんだなんて
呼ぶんじゃない。恥ずかしい。
耳が腐る」