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【第5話】置き配が毎回誰かに盗まれる!→ある日、スズメバチが大量に送られてくると…

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【第4話】置き配が毎回誰かに盗まれる!→ある日、スズメバチが大量に送られてくると…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 実は、私の現在の仕事は 映像ディレクター。音声も編集する。 細かい音を聞いたり、効果をつけたり するのに、ついついヘッドフォンを 使ってしまう癖があるので、 チャイムに気づきにくい。...

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【第1話】置き配が毎回誰かに盗まれる!→ある日、スズメバチが大量に送られてくると…
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本編

レオナ「今日は旦那が

シフト休みだったわ。もう帰るね」

 

早口にそういうと、

そそくさと出ていく。

他の常連女性たちが慌てた。

 

女性A「あ、レオナさん!

ちょっと、お勘定置いて行って!」

 

女性B「割り勘だってば!」

 

アスカ「あらら……

逃げ足の速いこと速いこと。

見とれるレベルだわ」

 

女性A「あーもう!

いつもいきなり立ち上がって、

ほとんど食い逃げ状態で

いなくなるの、何なのあれ」

 

女性B「食い逃げの

プロなんじゃない?」

 

みんなあきれている。

それもそのはず、レオナは

ネットでいう「セコケチ」の

においがぷんぷんする女性だ。

 

若いから世間知らずなのとか、

堂々と言ってのけたこともある

ツワモノ。

口癖は「うち、お金なくってぇ」だ。

 

女性B「その割に、

結構ブランド持ってない?」

 

女性A「アクセサリー好きだよねえ。

お金なくってぇって、

自分の好きなものを買いまくるから、

お金なくってぇって事?」

 

女性B「今度こそ集金に

いかなきゃね」

 

アスカ「え?レオナって、

お金返してって言いに行ったら、

返してくれるの?」

 

ちょっと意外だったので、

思わず聞いてみた。

常連女性たちはうんうんうなずいた。