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【第22話】婚約者の彼と高級レストランへ→入店後すぐに伝票が渡され…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 タカヤは最初こそ 「何のことか分からない」と、 とぼけていたらしいが、 次々と証拠を見せられると、 「な…何でそんな物まで警察に…」 と震え出し、 もう誤魔化しきれないと悟ったのか、...
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【第1話】婚約者の彼と高級レストランへ→入店後すぐに伝票が渡され…
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本編
スカミ「あなたにとっては
女性なんて、簡単に騙せて
思い通りに動かせる、
操り人形みたいなもの
なんでしょうね…
きっと私の事も……」
タカヤ「そんな!!誤解だよ!!
スカミの事は騙したり
してないよ!!」
タカヤは心外だと言わんばかりに
大きくかぶりを振った。
スカミ「騙してない…??
よくもそんな事が言えるわね!
副業で儲けてるって、
株で稼いでるって、
あなたそう言ってたじゃないの!
それなのに…
本当の副業は株じゃなく、
結婚詐欺だったなんて!!
私に使われたお金の
出どころを知って、私が
どんな気持ちになったか分かる?
私がどれほどの絶望を味わったか、
あなたに分かるの?
婚約者の正体が詐欺師…
それもよりによって
結婚詐欺師だなんて……
全く気付かずに、
ずっと騙され続けていた自分が、
情けなくて仕方ないわ!」
タカヤ「だ、だけど!!スカミに
対する僕の愛は本物だよ!!!
それだけは信じて欲しい!!!
罪を償って帰ってきたら、
今度こそ自分だけの力で
頑張ると誓うよ!!
だから僕の愛を信じて、
待っていて欲しい!!!」
呆れた…信じろだなんて、
どの口が言うのだろうか……
スカミ「詐欺師の言う事なんて、
信じられるわけがないでしょ!!
もう二度と、あなたの事は
信じない!!
幸せな結婚を夢見る女性達を
騙すなんて、あなたは全女性の敵よ!
たとえ罪を償って戻って来ても、
絶対に女性とは関わらないで!!
一生結婚せず、独身のまま、孤独に
生きていってちょうだい!!!」