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本編
俺はスカオ。
電気代の請求書を見て、
目ん玉が飛び出しそうになっている、
31歳独身、サラリーマンの男だ。
スカオ「3万6千円ってなんだよ!?
叔父さん、話が違うじゃねえか!」
いやおかしい、おかしいって。
どう考えてもこんな金額に
なるはずがない。
俺は、首を傾げながら、まずは
電力会社に問い合わせを試みた。
スカオ「あの、3万6千円って、
何かの間違いじゃないですかね?」
電力会社職員「ただいま
お調べします」
保留音を聞きながら、
俺は今日までの日常を振り返った。
どうせ待たされる。
この時間を利用して、じっくり
思い出してやろうじゃないか。
今の俺は、独り身のリーマンには少々
分不相応は一戸建てに住んでいる。
これには訳があって、
本来は親父の弟、
つまり叔父夫婦の持ち家だ。
転勤で全国を飛び回る仕事を
今も続けている叔父は、
子供が小さい頃は泣く泣く
単身赴任ばかりだったが、
最近は夫婦二人になったので
叔父「スカオ、
おまえ留守番しないか」
俺に話をもちかけてきた。
スカオ「留守番?」
叔父「俺の家だよ。また転勤の
辞令が下りてなぁ。昔は家内と子供を
残して、九州だ北海道だと転勤して
いたものだが、今は子供も独立した。
今度の転勤場所が静岡でな、
家内の地元なんだよ。
せっかくだから夫婦で
赴任してみるかという話になって」