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【第9話】奢ってもらうことを前提で高級寿司を食い散らかす泥ママ

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【第8話】奢ってもらうことを前提で高級寿司を食い散らかす泥ママ
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【第1話】奢ってもらうことを前提で高級寿司を食い散らかす泥ママ
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本編

退園時間に関しては、

カオリさんからマキさんのいつもの

お迎え時間を教えてもらい、そこを

避けてお迎えに行くようにした。

順調にマキさんに会わずに過ごせて

いたので、(よしよし、この調子!)

とほくそ笑んでいたのだが、

なんとマキさんは、教えてもいない

私の携帯電話の番号に、

突然電話をかけてきたのだ…

 

マキ「おつかれ〜!マキで〜す!

ねぇ、急にアスカさんのこと

保育園で見かけなくなったけど、

もしかして私のこと

避けてたりする?」

 

アスカ「え…なんで私の携帯番号

知ってるんですか…?」

 

マキ「あぁ。そんなの、

普通にママ友から聞いたよ。

『一緒にご飯食べに行く

約束してるのにうっかり携帯番号

聞くの忘れちゃって〜』って言ったら

すぐ教えてくれたけど?」

 

(もうっ!誰だよー!勝手に

他人の携帯番号教えないでよー!!)

 

マキ「お寿司屋さん行くの、

今週末でしょ?

時間は?夕飯だから…18時とか?

予約って、もうしてあるんだよね?」

 

アスカ「だから!この間から

何度も言ってますけど、

家族だけでお祝いするんで、

勝手に来ないで下さい!!」

 

(ていうか、今週末ってなんで

知ってんの?!怖いんだけど!!)

 

マキ「え〜?家族だけとか

ショボいよ!旦那のお祝い事だよ?

陰キャ​​じゃあるまいし、

みんなで楽しくやればいいじゃん!

もう、うちの子にも、旦那にも

言っちゃったよ?すっごい楽しみに

してんだよ?一度は来ていいって

言ったんだからさぁ、

責任持ってくれないと!」

 

アスカ「来ていいなんて、

私、一度も言ってません!!

勝手に話作らないで下さい!

ハッキリ言って迷惑です!!」

 

マキ「もう、アスカさんってば〜!

迷惑なわけ無いじゃ〜ん!

私達、もうツレなんだから!

お寿司でもなんでも

付いていくって!」

 

マキ「旦那さん、

昇進するんだからさぁ〜、

じゃんじゃん行こうよ〜!

奢りでさ?次は高級焼肉とか?

うちは生活ギリだから、食事系

だったらなんでも大歓迎だよ?」

 

アスカ「ちょっと…話通じてます?

そっちは大歓迎かもしれないけど、

こっちは歓迎してません!!

いい加減諦めて下さい!!

非常識にも程があります!!」

 

マキ「はいはい、怒ったって

無駄無駄無駄。とりあえずお寿司は…

次の土曜?日曜?……土曜日だ!!

はい、じゃあ、土曜の夕方ね!!

お寿司屋さんで待ってるから〜」