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【第15話】夫「主婦は贅沢するな!暖房禁止!」→お望み通り私が節約に乗り出すと…

前回の内容はこちら▼

【第14話】夫「主婦は贅沢するな!暖房禁止!」→お望み通り私が節約に乗り出すと…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 コウジ「お、俺は…何も そこまでしろとは言ってないぞ!! これじゃあ、残された俺がまともに 生活できないじゃないか!!」 スカコ「え?使いたいなら、 ブレーカーもガスの元栓も、 戻せ...

1話から読みたい方はこちら▼

【第1話】夫「主婦は贅沢するな!暖房禁止!」→お望み通り私が節約に乗り出すと…
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本編

コウジ「えっ…でも…お前…

俺と別れて、どうやって

生活していくつもりなんだ???」

 

スカコ「あ、大丈夫です」

 

コウジ「いや、大丈夫って…

絶対後悔するぞ??

困るのはお前の方なんだぞ??

いいのか??本当にいいのか???」

 

自分から言い出しておきながら、

未練たらしく何度も

確認してくるコウジ。

離婚を撤回しもらいたいという

気持ちが見え見えの、コウジの

慌てっぷりがあまりに滑稽で、私は

必死で笑いを噛み殺したのだった。

 

確かに、私は結婚以来ずっと

専業主婦を強要され、パートにも

行かせてもらえなかった。

結婚前は就職していたものの、

すぐに寿退社をしてしまったため、

働いた期間はごく短い。

 

今から働こうとしても、

難しい事は分かっていた。

コウジと離婚したら、私の人生は

どうなってしまうのか…?

生活は出来るのか…?リコは…?

そう考えると、怖くて

たまらないのも事実だった。

 

これまで通り我慢していれば、

少なくともリコと一緒に今の生活を

続けられる…そう思って、

ずっと我慢してきた。

でも一方で、コウジといても生活は

苦しいままだし、馬鹿にされ続ける

人生なのは分かり切っていた。

 

お給料が少なくても、それを自覚し、

一緒に節約をしてくれるなら、

私だってやりくりを頑張れる。

だけど、コウジはそうではない。

家族のことより自分優先で、

無駄使いばかり。

 

注意しようものなら逆ギレし、

自分の放蕩は一切改めずに、

私とリコにだけ節約を強いてくる。

 

(こんな人生を変えたいなら、

勇気を出して離婚するしかない!)