前回の内容はこちら▼
1話から読みたい方はこちら▼
本編
スカコ「お義母さん、
お誕生日おめでとうございます!
この花束もどうぞ…
いつもありがとうございます」
姑「あら可愛い!私の好きな
オレンジの花束じゃないの!
お花はそんなに好きじゃないけど、
この花束なら飾っても良いわね!」
スカコ「気に入ってくださって
嬉しいです♪今日はユウタが
双子達を見ててくれたので、
私が食事を用意しました。
お義母さんのお料理に
比べたらまだまだですけど…
沢山召し上がって下さいね!」
姑「私の料理にかなわないのは
当たり前よ!私が何年専業主婦
やってると思ってるの?
でも……こんな小洒落た料理は
私のレパートリーには無いわね…
ま、頑張って作ったんだから、
味の方は大目に見てあげるわよ!」
スカコ「私は、まだまだなので、
今度、お義母さんの
お料理を教えて下さい!
ユウタの好物も、
作れるようになりたいですから。
どうぞ宜しくお願い致します!」
姑「仕方ないわね…可愛い孫達に
会いに来るついでだから、
教えてあげてもいいわよ!
あ、材料は私が厳選して
買って来るから、スカコさんは
用意しなくていいからね!」
スカコ「はい。分かりました!
これからも、いつでも孫達に会いに
来て下さいね!ヤマトもミナトも、
お婆ちゃんが大好きですから!ね〜?」
姑「そこまで言うなら、
来てあげるわよ!だけど、
条件があるわ!私に掃除をさせること!
私はね、掃除が大好きなの!
スカコさんのやり方じゃ
気にくわないから、これからも好きに
掃除させてもらいますからね!」
スカコ「はい、
もちろん大歓迎です!」
どこまでもツンデレな可愛い姑と、
育児と家事の面白さに目覚めた
夫のユウタ、
そして宝物のような双子の天使達、
ヤマトとミナト…
夫婦の危機を乗り越えた今、
大切な家族と共に過ごせる
日々の幸せを噛み締めて、
私はこれからも頑張っていこうと、
改めて決意するのだった……
おわり