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【第6話】夫から酷い仕打ちを受け続けた私→わずか10歳の息子の復讐劇がヤバすぎた
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【第1話】夫から酷い仕打ちを受け続けた私→わずか10歳の息子の復讐劇がヤバすぎた
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本編
ユタカは、ヒロトに対しては
一度も手をあげなかった。
その事も、『ユタカから離れる』
という選択肢を選ばなかった
理由かもしれない。
ユタカはヒロトをちゃんと
愛していたと思うし、
実際、ヒロトの前では
決して●言や●力をふるわない、
優しくていい父親だった。
私も、(ヒロトの様子がおかしいな…
そろそろ怒りが爆発するかも…)
と感じると、
即座にヒロトを子供部屋に入れ、
恐ろしいユタカの顔をヒロトにだけは
知られないように努めていた。
だが……後から考えると、
ユタカの隠れ飲酒の時と同様に、
あの狭い家の中で、怒鳴り声や●力の
音を隠し通せるはずがなかったのだ…
母親が父親から酷い●言・●力を
受けていて、平気な子供が
いるはずがない。
そんな当たり前の事にも気付かない
ほど、当時の私はD●に対しての
感覚がすっかり鈍ってしまっていた…
母親失格だった……
そんな私が、ユタカから離れる事を
考えるようになったきっかけは、
ユタカの浮気だった…
その頃には、ユタカのDVは
●言と●力ばかりになっていて、
いわゆる『ハネムーン期』が
無くなってしまっており、
洗脳状態が弱まっていた事も、
気持ちが離れる理由
だったのだと思う。
急に残業や出張が増え、
家でお酒を飲む機会が
減ったユタカに対し、
私は浮気を疑うどころか、
●言・●力が減って
嬉しく思っていただけだった。
ところが、ユタカが置きっぱなしに
していたスマホの画面に、
いかにも浮気のやりとり
といったメッセージが
表示されているのを見てしまい、
初めて浮気に気が付いたのだった…