※このページでは広告主の依頼によりアフィリエイト広告を掲載しています。

【第9話】母が他界し、母のスマホを解約に行くと…店員「本人じゃないと解約できませんよw」

前回の内容はこちら▼

【第8話】母が他界し、母のスマホを解約に行くと…店員「本人じゃないと解約できませんよw」
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 すると、出るわ出るわ…… どの携帯会社にも、ちゃんと そういった場合の対応策が 用意されていた。 もちろん、さっきの携帯会社にも! (ほらーーー!! ちゃんと方法あるじゃん!! あー...

1話から読みたい方はこちら▼

【第1話】母が他界し、母のスマホを解約に行くと…店員「本人じゃないと解約できませんよw」
こちらもおすすめ▼ 本編 私の名前はスカミ。41歳​​、独身。 仕事は普通の会社員。 父は随分前に亡くなっており、 現在は母と2人暮らし。 女2人、互いに助け合いながら、 楽しく生きてきた。 若い頃は、お付き合いをした男性も 何人か居たのだ...

本編

私は驚きと落胆を隠しきれず、

一瞬別の担当者を希望しようかと

考えたが、

何も悪いことはしていないのに、

どうして私が避けなきゃ

ならないのか?

キノシタの間違いを指摘する

チャンスではないか!

と考え直し、そのまま席に着いた。

 

(そうだよ!必要な物は全て

用意して来たんだし!

文句言われる筋合いも無いんだし!

堂々としてればいいんだ!!

恥を掻くのはキノシタの方

なんだから!!!)

 

私が席に着くなり、キノシタは

ニヤニヤしながら、わざとらしく

辺りをキョロキョロ見回した。

 

キノシタ「あれあれ〜?

お母様はどこですか〜?昨日、

『ご本人じゃないと解約できない』

って説明しましたよね〜?」

 

あろうことか、客に向かって

(シッシッ!)と、手で払いのける

仕草までして見せるキノシタ。

私はまたまたカッとなり、

憎たらしい顔をするキノシタを

ひっぱたいてやりたくなったが、

 

(ここで私がキレたら、

キノシタと同レベルになっちゃう…

冷静に、冷静に……

理論的に説明して、

キノシタに解約手続きをさせて、

勝ち誇って帰るんだ!)

 

幼稚なキノシタの挑発を無視して、

私は淡々と必要書類一式を

机の上に並べた。

 

スカミ「昨日自宅で

調べたんですけど、御社の

ホームページに、『契約者が

死亡した場合の解約方法』が、

ちゃんと記載されていましたよ?

どうして店員のあなたが

知らないんですか?

記載されていた必要書類は

全て用意して来ましたから、

これで間違いなく

解約手続きが出来るはずです。

さっさと手続きして下さい!」

 

私が皮肉たっぷりにそう告げると、

キノシタのニヤケた表情が、

一気にムッとした表情に変わった。