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【スカッとする話】泥棒ママ友の娘は泥棒小学生【第1話】
こちらもおすすめ▼ 本編 私はアスカ。29歳で 専業主婦をしている。 家族は夫と、 小学校1年生の娘ドレミ。 夫は仕事が忙しい代わりに 収入も相応だ。 お陰様で、子育てに 専念できている。 娘が小学校に入学する タイミングで、何人かの ママ...
本編
学校、職場、町内、親戚…
“お山の大将”って、
どこにでも居るもんだな…。
頼んでもないのに、勝手に仕切って、
偉そうにするイヤな人…。
私は今まさに、そういう人に
煩わされている…。
私の名前はアスカ。32歳、主婦。
最近、夫の仕事の都合で、知らない
土地に引っ越してきたばかり。
困っているのは、5歳の娘メイの、
幼稚園の…ママ友のこと。
前の幼稚園では、偉そうなママも
居なかったし、煩わしい
ママ友ルールも無かったので、
まさかこんなことになるなんて、
思ってもいなかった。
引っ越し前に心配してたのは、
メイのことだけだったのに…。
年少さんクラスから一緒に
過ごしてきたお友達と
お別れしなくてはならないことを、
メイはとても悲しがり、
お引越しはイヤだと
駄々をこねたり、ぐずったり。
夜にはお布団に潜って
泣いたりしていた。
親の都合で、幼い子供にお別れを
経験させなくてはならないことに
心は痛んだが、こればっかりは
どうしようもない。
メイは明るくて社交的な性格だから、
新しい幼稚園にもきっとすぐに
馴染めるだろう。
そう思いつつも、やはり心配で…
初登園の時は、メイが新しい環境に
上手く馴染めるように祈りつつ、
私の不安が伝わらないよう、
精一杯の笑顔で送り出したのだが…。
園児たちを乗せた黄色いバスが
走り去ったその後、
私は思いがけない洗礼を
受けることになった。
トモミ「あなたがメイちゃんママ?」
振り返ると、派手な感じの
ママが、ママ友たちを
背後に従えて立っていた。
バスを待っている間、背後のママたち
の中の何人かとは、個別に簡単な
ご挨拶を交わしていたのだが、
改めて集団でやって来る威圧感に、
私は少し戸惑った。